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2009年6月12日 (金)

小さなこと

電車に乗ろうとしたら、後ろに並んでいた若いサラリーマンが割り込んできた。
わたしは自分勝手な人が若干苦手。

割り込んだものの空席がなくて座れなかった「彼」は、通路の真ん中に陣取り、わたしが横を通ろうとしても頑としてその場を動こうとしない。
イラッとしたが、文句を言うほどのことではないし、だいいち言えないし。

結局、その駅から乗った人たちは誰も座れなかったのだが、しばらくしてわたしの前に座っていた人が降りた。
わたしは座るつもりがなかったので立ったままでいると、空席を確認した「彼」が猛烈に突進してくるのが横目に見えた。
もちろんわたしは、素知らぬふりして空席に座る。
あれ、もしかして座りたかった?

駅をいくつか通過したころ、ようやく「彼」の前の席が空いた。
安堵の表情を浮かべる「彼」。

すると突然、「どいてください!」と、かなり大きな声と共にこれまた大きな少年が横から割り込んできて「彼」の前の空席に座った。
車内全員が注目する中、大きな少年はブツブツ言いながら宇宙と交信している。
中腰のまま座る場所を失った「彼」の顔は、悔しさと恥ずかしさで真っ赤だ。
そのまま大きなお兄さんの膝の上に座っちゃえば、本日のヒーローになれたのに。

しばらくして降りる駅に到着したので、わたしは席を立った。
空いた席に座るのは、もちろんわたしの前に立っていたOL風のお姉さん。
電車を降りて窓から覗くと、「彼」はまたしても立ったまま。
可哀想に。

どこまでも座れないことを願う。

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